医療にかかわるすべての人の
「つくりたい」と「ほしい」に賛同者を集めてカタチにするサイト
たとえば、ある医療者の方から書籍企画の提案をいただきました。企画書には、提案者の、その領域に携わる医療者や患者さん、患者家族への熱い想いが込められていることがひしひしと感じられます。しかし、同領域では患者数が少なく、また携わる医療者も少ないため、読者数(=販売部数)は見込めません。少部数であれば、それに見合った高価格にすればいいのかもれませんが、それではさらに読者は限られてしまいます。これでは本として読者の方に手に取っていただくことはできません。しかし、企画の提案者が発信する情報や知識を必要とする医療者や患者さん、患者家族は間違いなく存在しているのです。その方々に、提案者の熱い想いを、どうにかして届けたい。
そこが、Fanfareの出発点です。
では、どうすれば提案者の熱い想いをカタチにできるのか。Fanfareでは、その答えを「賛同者を集めること」と考えました。まだ書店に並んでいない、それどころかまだ本になることも決まっていない企画ですが、どれだけこの企画が本になることを待っている人がいるかがわかれば、前に進むことができます。
賛同者というのは、この企画が本になるのであれば予約してもいいと言ってくださる方々のことです。この賛同者を、提案者とFanfareが一緒になって、一所懸命に集めます。賛同者には、企画内容についても検討に加わっていただくこともあるかもしれません。一つでも読者の方に役立つ本に、一人でも多くの人に届く本に、提案者と一緒に育てていきたいのです。
Fanfareでは、本ではない情報の伝えかたについても考えました。なぜかというと、理由は二つあります。一つは、提案者とFanfareが一緒になって賛同者を集めたとしても、どうしても達成できないこともあると思います。やはり、本をつくるというのはお金がかかります。それだけ、多くの賛同者を集めなくてはならないわけです。でも、伝える方法は本だけじゃありません。メールでも、ウェブサイトでも、動画でもいいかもしれません。
もう一つは、届けたい相手や、届けたい情報の内容や特徴によっては、本ではなくて他の手段が優れていることもあります。たとえば、本は作り始めてからどれだけ短くても半年近くは時間がかかりますが、ウェブサイトであれば今日伝えたいことを、その日のうちに届けることができます。情報発信をする提案者と読者がコミュニケーションを取ることだってできます。
このように考えて、ウェブマガジンを配信するサイト「Medimaga」をつくりました。配信される情報は基本的に有料です。いまインターネットにアクセスすれば、簡単に、無料で得られる情報が溢れていますが、提案者が継続的に情報発信できるように、またMedimagaが継続してこの仕組みを提供できるように、有料としました。これにより、書き手、読み手、Fanfareに心地よい緊張感が生まれるのではないかと思っています。
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