若者からがん患者支援・がんに負けない社会づくりへのムーブメントを起こしたい!

プロジェクト概要

リターン

支援額に応じたリターンとして、お礼の手紙とリレー・フォー・ライフのオリジナルグッズをお渡しいたします。

①3,000円:お礼の手紙、リストバンド、ボールペン、クリアファイル、缶バッチ、広報物へのお名前の掲載(希望される方)
②6,000円:①+Tシャツ
③10,000円:②+マフラータオル
④30,000円:③+トートバック、マグカップ
⑤50,000円:④と同じ

自己紹介

1996年京都生まれ。滋賀医科大学医学部医学科3年の大胡滴です。
これまでずっと京都育ちで、今も京都の実家から通学しています。小学校から高校まで空手を続けてきましたが、大学からは柔道を始め、今は大学柔道部の主将をしています。趣味は旅行の計画を立てることです。いろんなプランをストックしています。


大学1年生の時、滋賀医科大学で開催されたがん征圧・患者支援のチャリティーイベント、リレー・フォー・ライフ・ジャパン2016滋賀医科大学に参加し、2017年度は事務局長、2018年度は実行委員長を務めました。4年生となる2019年度も引き続き、実行委員長としてリレー・フォー・ライフを開催します。

はじめに

下のグラフは、2017年の日本人の死因を示しています。
日本で年間に亡くなる人の約3割ががんで亡くなっています。
罹患率だけでいうと、日本人の2人に1人が生涯で1度はがんに罹患すると言われています。近年では年間100万人が新たにがんに罹患します。がんは誰にとっても他人ごとではない時代となりました。

しかし、日本ではがんへの取り組みや支援体制が十分に整っているとは言えません。がん検診率は欧米諸国に比べかなり低い水準であり、がんと就労の問題や誤った情報の広がりなど、様々な問題も起こっています。

がんに罹患する前では、なかなかがんを自分事として捉えられない現実があるのではないかと思います。僕たちのプロジェクトは、若者によるがん患者支援やがん啓発活動を通して、社会におけるがんへの意識を高め、がんに負けない社会の実現を目指していく取り組みです。 


ここに来られなかった方を偲び、がんとの闘病を称えるエンプティ―テーブル

リレー・フォー・ライフとは

僕たちはリレー・フォー・ライフという活動を行っています。
リレー・フォー・ライフはがん患者を支援し、がんに負けない社会の実現を目指すチャリティーイベントです。1985年にアメリカの1人の医師が、「がん患者は24時間病気と向き合っている」という思いのもと24時間走り続け、がん患者支援への寄付を募ったことから始まりました。

年間を通してがん啓発活動や募金活動を行い、年に一度、24時間夜通しタスキを歩きつなぐリレーウォークを開催します。リレーイベントを通してがんに関わる方々が交流しつながりあえる場と時間をつくり、年間を通したファンドレイジングにより、がん患者やがん征圧の取り組みを支援します。

世界的な活動であり、1年間で世界約30カ国、4,500カ所、日本でも約50カ所で開催されていています。 
2日間で550名が参加したリレーウォーク

滋賀医科大学でのカレッジリレー

学生が主体となって開催するリレー・フォー・ライフをカレッジリレーと言います。
リレー・フォー・ライフ発祥の地アメリカではカレッジリレーが盛んに行われていますが、日本では滋賀医科大学での開催が唯一となります。

リレー・フォー・ライフ・ジャパン滋賀医科大学実行委員会は2016年に立ち上げられ、毎年カレッジリレーを開催してきました。若者が声を上げ、がん患者の支援や地域でのがん克服への働きかけを進めていくことは、がんについての知識や体制を啓発し、がんに負けない社会の実現を目指すうえで、とても大きな意義があると考えています。

また若者にとっても、がんに関わる方々と交流できることは、がんを自分事としてとらえるきっかけとなります。

2019年度の滋賀医大でのリレーウォークは、
10月12日(土) 12:00 ~13日(日) 12:00
の24時間で開催いたします。

2019年の開催で4回目となりますが、今年度はもっと多くの学生を巻き込み、もっと広くがんに関わる啓発を行って、がん克服に向けてさらに強い後押しをしていきます。

人生経験が少なく壁にぶつかることも多いですが、若者だからこそ伝えられることや変えていけることが必ずあります。私たちはこのイベントを通して、若者からのがんへの取り組みのきっかけを作っていきます。

学生実行委員会のウォーク

リレー・フォー・ライフに参加された方の声

以下は、毎年、滋賀医大のリレーにも参加されている明路英雄さんの言葉です。

私が初めてがんと診断されたのは46年前のことです。甲状腺がんでした。その頃私は32才で、結婚して、子供も生まれ、家族を支える為にバリバリ働いていた矢先のことで、これから先自分も家族もどうなってしまうのか、突然暗闇に突き落とされたような大きな不安に襲われました。
特に当時はがんだということを周りに言えるような環境もなく、もちろんリレー・フォー・ライフのような取り組みもなかったので、親戚にも、会社にも打ち明けることが出来ず、私のがんとの闘いはそれはそれは孤独なものでした。

(中略)

初めて参加したリレー・フォー・ライフは 私の予想をはるかに超える感動的な体験でした。
これまで自分ががんだということを誰にも言えずに来た私が、大勢の人達の前でがんサバイバーとして胸を張ってサバイバーズラップを歩き、周りで皆さんが暖かい拍手を送ってくれている。
隠す必要はないんだ、受け入れてもらえるんだという安心感と、これからの治療も必ず乗り越える事が出来るという希望をもらい、涙が止まりませんでした。 

トラックの周りで拍手と声援を送ってくれている人達の中に、私の妻と子供の姿もありました。紫のTシャツを着て笑顔で誇らしげに歩く私の姿を見て、妻も涙が止まらなかったと言います。
その後私は2002年64才と2014年75才と肝臓がんの手術を受けましたが、毎年実行委員として同じ会場に戻って来ました。
今はより多くのがんサバイバーに 私と同じように胸を張って生きていってもらうために、リレー・フォー・ライフの実行委員として活動をしています。


明路英雄さんは主にRFLJ芦屋で活躍されていらっしゃるサバイバー(がん経験者)の方で、2017年にはアメリカ対がん協会からヒーローズ・オブ・ホープ(希望のヒーロー)に選ばれました。ヒーローズ・オブ・ホープとは自らの病と闘い、人々に希望や勇気を与え、前向きにがんに立ち向かうサバイバー、ケアギバーの代表として、リレー・フォー・ライフに参加する各国から選ばれています。
今回掲載させていただいた感想はヒーローズ・オブ・ホープ受賞時の記事より明路さんから許可をいただき抜粋しました。

リレー・フォー・ライフの合言葉であるHOPE

リレー・フォー・ライフへの思い

僕のリレー・フォー・ライフへの関わりと思いを書きます。

僕が滋賀医科大学に入学した2016年、大学で日本初のカレッジリレーが開催されました。その時はがんに対して特に思いはありませんでしたが、活動に関わっていた部活動の先輩に声をかけられ、流されるように実行委員会に参加しました。

初めは何の気なしにイベント運営に関わっていましたが、がん患者さんに言われた言葉がリレー・フォー・ライフに強い思いを持つきっかけとなりました。

「私たちがん患者にとってこのリレー・フォー・ライフは希望だし、夢だし、未来なんだよ」

このイベントががん患者さんにとって、どれほど想いのつまったものであるかを僕はそのとき初めて知りました。僕はがん経験者ではなく、身近にがんを抱える人もいません。がん患者さんの真意は慮るしかありませんが、大きな想いを抱えられているということを痛感しました。

それから3年間、実行委員としてイベントを経験してきました。

このイベントにどんな思いを抱えているのか。
どんな思いでいま歩いているのか。
これまでつらかったことや楽しかったことはどんなことか。
将来の医療者となる私たちに期待することはどんなことか。

僕たちにありのままを語ってくださるその姿や言葉に強く心を打たれ、今もこの活動を続けています。
学生によるがんを経験された方へのインタビュー
僕はこの活動に参加して、がんの恐ろしさを、がん検診の大切さを、残された人の切実な思いを、がん患者を支える人たちのことを、人の弱さと強さを知りました。

ひょんなことで関わり始めたこの活動が、命について考えるきっかけを与えてくれました。

もっと多くの人にこの活動を知ってほしい。がんを自分事として考えてほしい。

そして、たくさんの人を巻き込んで、がん患者支援・がん征圧の大きな流れを巻き起こしたい。

社会経験が少なく、開催・運営にあたりこれまで壁にぶつかることもありました。しかし、若い世代だからこそ、伝えられることや変えられることが必ずあり、学生だからこそ、社会に与えられることや影響を及ぼせることが必ずあります。

若者ならではの活気や元気でたくさんの人を巻き込んで、がん啓発や社会的な支援の面で新たな流れを生み出せるように、そして、イベントを通して参加してくださる方に勇気や夢、希望を与えられるように、精一杯がんばっていきます。

ご支援・ご協力いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

道を照らすルミナリエ。1つ1つのルミナリエにメッセージが書かれています

クラウドファンディングの理由

リレー・フォー・ライフでは、年間を通して集めた募金・協賛金からイベント開催費を除いた全額を日本対がん協会に寄付し、がん研究への資金やがんの悩み相談ホットラインの運営費、がん検診率を高めるための取り組みに役立てられます。

そのため、イベント運営にかかる費用をクラウドファンディングで調達することにより、寄付にあてることができる金額は大きくなります。多くの方々にご支援・ご協賛いただいた資金をより多く、がん征圧・がん患者支援への取り組みに役立てるため、クラウドファンディングでの資金調達を考えました。
イベント終了後の集合写真

支援依頼金額内訳

昨年度、開催に必要な費用として、
・広告関連費(チラシ・プログラム制作費など 4万4,845円)
・事務関連費(交通費、郵送費など 5万7,967円)
・企画関連費(ルミナリエセレモニー*の関連費、ステージイベント関連費など18万4,532円)
で計28万7,344円を支出しました。
(その他、会場関連費65万5,361円・販促品制作費7万5,686円など)

*ルミナリエセレモニーとは メッセージの書かれたルミナリエバックにライトを灯して、がんで亡くなった方を偲び、がんと闘っている人たちや対がん運動への思いや祈りをささげるセレモニーです。 バッグはリレーイベント当日、ウォークコース上などに並べられ、その灯りは夕刻から翌日明け方まで夜を越して会場を包みます。ひとつひとつのメッセージに、参加者は勇気づけられます。

今年度もこのような支出が考えられるため、ご支援いただいた資金は主に広告・事務・企画関連費として利用いたします。

以上より、目標金額を30万円に設定いたしました。 


応援メッセージ

琉球國祭り太鼓さん

いつもお世話になりありがとうございます。
一昨年と昨年と、大変お世話になりました。本年も開催大変だと思いますが、皆さんで頑張って下さい。応援しております。

jimmyさん

今年もいいイベントになりますように。

AMU'Sさん

みんならしい素敵なリレーを作ってください。応援しています!

若者からがん患者支援・がんに負けない社会づくりへのムーブメントを起こしたい!