全ての手術患者さんに安心と安全を提供したい!

合併症の確率が下がり、入院日数が減少する手術前の準備に特化したパンフレットの作成

集まった支援総額:214,000円(税込)

36%
  • 目標60万円
  • 残り47

プロジェクトを支援する

このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、サポーターがプロジェクトに支援を申し込んだ時点でプロジェクトの成立(売買契約の成立)となります。

「支援」とは?-クラウドファンディングサイト「Fanfare」の仕組みについて-
1,000円:パンフレット1部
3,000円:パンフレット10部
5,000円:パンフレット10部+なんでもZOOM相談30分

8,000円:パンフレット10部+勉強会参加権
10,000円:パンフレット10部+オンラインサロン会員権(1年間)
30,000円:パンフレット100部+松原氏による院内勉強会開催権(2時間)
※別途交通費、必要な場合は宿泊費の負担をお願いします。
100,000円:パンフレット500部(法人名入り)
150,000円:パンフレット1000部(法人名入り)

【銀行振込での支援について】
支援金の銀行振込をご希望の際は、下記の①~⑦をご記入のうえ、Fanfare事務局宛てにメールをお送りください。

Fanfare事務局:fanfare@medica.co.jp
メール件名:「術前パンフレットプロジェクトを支援する」

①申込み氏名(フリガナ)、②郵便番号、③住所、④電話番号、⑤E-mailアドレス、⑥支援額(○○円)、⑦振込口座名義(申込み氏名と違う場合はご記入ください)

※銀行振込期限は、Fanfare事務局より振込銀行口座情報を返信してから10日以内となります(支援時期によっては期間が短くなる場合もございます)。

プロジェクト概要

自己紹介

兵庫県生まれ。看護師として大学病院と専門病院の手術室で約13年勤務。手術室の現場で働くなかで、手術前に不安を抱えている患者さんがとても多いことに疑問を感じ、もっと安心して安全に手術を受けて欲しいと思うようになりました。

2013年、妊娠中の妻と一緒に行った企業主催の両親学級にて、助産師が出産予定の病院に関係なく、出産前・出産時・出産後の指導をしているのを受講した時に、魂が震えるほどの衝撃を受けたのです。助産師は出産前の妊婦や家族を対象に不安軽減できるような技術を主に指導してくれました。技術の指導によって、私自身も実際に不安が軽減し、妻の出産、育児に臨むことができました。

そして、同じように手術前の患者さんを対象にした手術看護・麻酔看護を指導することができるのではないかと思いました。手術前の早い段階から患者さんと関わり指導することは、患者さんやご家族の不安軽減につながり、かつ安全に手術を受けることにもつながっていくのではないか、そう思ったのです。それ以降、『全ての手術患者さんに安心と安全を提供すること』が私の人生の目標となっています。

自身の研鑽と、人生の目標を達成するために、2015年に手術看護認定看護師の資格を取得(2018年7月現在で591名)。現在は脳神経外科専門病院に勤務する日本で唯一の手術看護認定看護師として、雑誌の連載やセミナーを行い、定期的に自主開催にて手術室看護師へ向けて様々なテーマでセミナーを実施しています。

今回のプロジェクトのきっかけと解決案

手術室看護師の手術前の関わりの現状と今後

手術室看護師は、手術室のなかでの「器械出し看護」「外回り看護」が主な業務です。しかし、最近は「周術期看護」と呼ばれる概念が拡がっています。周術期とは、「手術が行われる前の準備時期である術前、手術医療が提供される術中、手術終了後の回復期にあたる術後を含む期間」と日本手術看護学会で定義されています。手術室看護師が専門的な知識を用いて、術前の準備の段階から関わることが期待されているのです。

しかし、臨床では手術前に患者さんから「わからないことだらけで、何を聞いたら良いかがわかりません」「まな板の上の鯉です。お任せします」という発言が聞かれることがあります。禁煙が実施できていなかったり、自身の体であるにも関わらず、医者や看護師任せであり、準備が行えていないことを疑問に思いました。

手術看護認定看護師の資格を取得し、術前の患者さんと関わるなかで気づいたのは、「手術を受けるときには不安になって当たり前」という考えが強く、「手術前に自身で安心安全を作る事ができる」と、気付いていない人が多いという事です。これは、在院日数がどんどん短くなる現在の時代において、手術前の入院は前日であることが多く医療者が患者さんに指導する時間はほぼないことが影響しているのではないかと考えました。

術前の看護としては、従来から行われている術前訪問と、最近導入施設が増えている「術前外来」があります。外来段階のより早い時期から手術患者さんと関わることが準備には効果的であるとされています。規模の大きな病院では、手術前の患者さんに術前外来が行われ、病院独自のパンフレットも作成されているところもあります。これらの病院の多くは、手術を受ける患者さんの心身の準備を整え、患者さんが予定通りに手術を受けて、手術の合併症を予防し、合併症治療にかかる医療費の削減を狙いとしています。

実際に、早くから患者さんに指導を行う術前外来を実施することで、①患者さんの不安が軽減すること、②手術延期件数が減少、③呼吸器の合併症減少、④挿管操作に伴う歯牙破損の減少、⑤入院日数の減少等の一定の効果を示すことが証明されてきています。手術を受ける患者さんが外来の早い段階で指導を受けることが今後も広がっていくと予想されます。

しかし、多くの病院では、外来の段階で患者さんに指導を行うことが大事である事を理解していても、医師は他の患者さんも含めた外来診療に追われ時間がなく、麻酔科医師や手術室看護師は人手不足で外来で時間を確保する事が困難であり、外来での専門的な指導が実施できていない病院も多いのではないかと思います。特に病院規模が小さくなるほどこの傾向は強く、手術の術前指導は病院によって格差があることが予測されます。

私が勤めていた病院では以前から手術前日に「術前訪問」を行っていましたが、外来段階で専門的な指導を受けていないために、「誰にも禁煙のことは言われへんかったから、さっきもタバコ吸ってきたよ」「もっと早く教えてくれてたら良かったのに」と言われることも多くありました。その度に、もっと早くからこの患者さんに関わることができていれば、安全に安心して手術を受けることができるのに。と悔しい思いをしてきました。

より早い段階での術前の看護を提案して、術前外来を実施できるようになってからは、患者さんとの手術前の関わる時間が増え、今までは手術前日に伝えても効果の薄かった指導が、より効果を発揮する指導となりました。術前外来を実施した患者さんに手術当日お会いすると、不安な表情ではなく、明るい表情で迎えてくれる方が多くいました。これは、患者さんが心身ともに準備ができているという自信の表れではないでしょうか。

パンフレットを使用した新しい手術前の指導の提案
そこで、どこの病院であっても手術患者さんが平等に術前の手術看護の指導を受けられるように、手術前の説明や指導を記載したパンフレットを作成したいと思いました。このパンフレットという媒体があることで、病院の垣根なく全身麻酔で手術を行う全ての患者さんに手術が決まった早い段階で渡すことができ、手術看護の指導を実施することができます。

本来、適度な不安は行動を促すきっかけになると言われています。このパンフレットを使用することで、患者さんは今までは「何をすればわからない。まな板の上の鯉です」という過度な不安状態から、「パンフレットに書かれている内容を準備しておけば良い」という、適度な不安で準備をする行動につながるという状態になるのではないでしょうか。

合併症予防の知識と方法を知ることができて、手術までに身体の準備を整えておくことができます。体の準備を整えることができると、手術に対する不安は減少して心の準備も整えることができます。つまり、パンフレットによって身体と心の両方の準備ができるようになり、安心安全に手術を受けることができるようになると考えます。

また、医療者や病院にとっては、説明の時間の減少、医療の質の向上、合併症による入院日数の減少、手術延期症例の減少、医療費の減少等に効果を発揮します。

最近はチーム医療の考え方が少し変わってきました。チーム医療の中心には「患者さん」がいるのではなく、チーム医療の中心には「患者さんの病気」「患者さんの生活」「患者さんの手術の成功」などがあり、患者さんや患者家族もチーム医療のメンバーであると言われています。そのなかで、手術を受ける際のチーム医療における患者さんの役割とは、安全な手術を受けるために自身の心身の準備を整えることだと私は考えます。この役割を発揮するために、今回提案したパンフレットが必要です。

パンフレットの使い方の例

・手術室看護師自身の研鑽
・手術室看護師が術前訪問・術前外来時にパンフレットを使って指導を行う
・外来診療で手術が決定したら、医師から患者さんにパンフレットを手渡しする
・外来で看護師が説明を添えてパンフレットを手渡しする
・外来の事務員からパンフレットを手渡し、入院時に看護師に質問してもらう
・外来の待合室にパンフレットを置いて必要な人にとってもらう
・薬局の待合室にパンフレットを置いて必要な人にとってもらう

〈一般の方向け〉

・自分が手術を受ける時に、準備するために使う
・家族や友人が手術を受ける時に、プレゼントする

過去にパンフレットの内容をお伝えした方々からのコメント

医療従事者でない友人
・「親が以前に大きな手術を受けたんです。もっと早くに話を聴いておけば、手術の待ち時間に不安になることがなかったかもしれない」
・「母は高齢でしたが合併症なく退院できました。お話を聴けて良かったです」
・「肝臓の手術を受けた父は、話をする前はとても怖がっていましたが、お聞きした話を父に伝えてからは大船に乗ったような感じで手術室に入っていきました」

術前外来での実際の指導
・「以前にも、他の病院で手術を受けましたが、こんなに丁寧に説明してくれたのは初めてです。安心しました」
・「禁煙の事は、先生からも言われましたが、そんな効果もあるんですね。頑張って禁煙します」
・「以前に手術を受けたときに寒かった事を覚えてます。手術前に温めておけば良いんですね」

現場で働く看護師の声
【現場で働く手術室看護師S.Tさん】
『手術を受ける全ての患者さんさまに、安心と安全を』という強い思いから作られる、術前パンフレット。その構想を聞いたとき、看護師として、患者さんとして、素直に『欲しい』と思いました。それは、このパンフレットが手術を受ける患者さんさまと患者さんさまを支える人々の安心と安全に繋がるはずだと確信したからです。

数年前、私も全身麻酔下で手術を受けました。その際の医師や看護師による説明は、とても丁寧であった記憶はあるのですが"手術"という言葉1つで緊張と不安が押し寄せ、説明の内容が頭に入ってきませんでした。帰宅後、家族や周りの人へ話す段となり「どういう意味だったかな?」「これ確認しておけば良かった!」と焦り余計に不安になったことを覚えています。

私だけでなく、他の患者さんさまたちからもこのようなお話しを伺うことがあります。そんな時にこの“術前パンフレット”があれば、大切なことや知りたかったこと、確認したかったことが書いてあり、後から慌てることがなくなるのではないかと思います。また、読み返すことができるので、ゆっくり落ち着いて頭の中を整理することができ、手術全体のイメージがしやすく、医師や看護師に確認したいことも明確にすることができるのではないかと思います。

そしてもう1つ、“術前パンフレット”が欲しいと思う理由があります。それは、看護師として思うことにあります。近年、術前外来や術前訪問という言葉がメジャーになってきましたが、きちんと機能し満足に行えているところは、まだまだ少ないのが現実です。

決められた短い時間のなかで、適切な説明を行い、患者さんさまの心に寄り添い、質問や要望を上手く聞くことができるか…日々悩んでいる看護師は少なくないはずです。

あなたも悩んでいませんか?“術前パンフレット”があると、どの看護師が行っても同等の説明を行うことができ、内容もより簡素で的確なものが提供できると考えます。また説明を簡素化することにより、患者さんさま1人1人に寄り添う時間が確保でき、術前訪問に要する時間の短縮にも繋がるのではないかと考えます。

すでに、麻酔科学会発行のパンフレットや各部署が作成した手作りパンフレットを用いている施設もあるかとは思いますが、今回のクラウドファンディングで作成しようとしている“術前パンフレット”は、術前指導の内容を盛り込んだ、全ての病院やクリニックで使用できる標準的かつシンプルなものが考えられているので、より使いやすく、クオリティの高い術前訪問が提供できるようになるでしょう。

また、この“術前パンフレット”は看護師による術前訪問だけでなく、術前診察でも使用できるので医師の負担軽減や、待合室などに設置することで多くの患者さんさまの目にとまり病院に対する満足度を高めることにも繋がるのではないでしょうか。私は、看護師として、患者さんとして、このクラウドファンディングを全力で応援します!!

麻酔科医師の声
・「麻酔科医師は現在人手不足な病院が多く、説明の手助けをしてくれるパンフレットは役に立つ。現場で働く麻酔科や外科医だけでなく、マンパワーの有効活用や合併症の軽減に繋がれば病院にとってもメリットは大きいはず」
検討中のパンフレットの内容

①手術と身体把握
②手術と禁煙
③手術と体温管理
④手術と風邪・インフルエンザ
⑤手術と予防接種
⑥手術と運動
⑦手術と呼吸訓練
⑧手術と血栓予防
⑨手術と口腔ケア など

最後に

私は『全ての手術患者さんに安心と安全を!』を目的にしています。自分自身が関わることができる患者さんの数には限りがありますが、皆さんにご協力いただき、一部でも多くのパンフレットが患者さんに手渡されることで、皆さんの患者さんを守る事にも繋がるし、私自身の目的にも近づきます。

今回ご支援して頂いた金額は、編集費・印刷費・発送費・雑費などで使用させていただきます。
また、内容の監修には麻酔科医師にも協力をお願いしております。

応援メッセージ

ぽぽさん

同じく手術室看護師です!寄り添える看護、そして予防出来る活動を目指してます。応援しています。金額少なくて すみません。

Nursing Studiosさん

手術を受ける患者さんが、安心して手術を受けられるように応援します。

西さん

応援しております。

raraさん

「目の前の」ではなくて「すべての患者さん、ご家族」というところに感銘を受けました。

全ての手術患者さんに安心と安全を提供したい!