1500例から厳選した骨折 術前計画・作図集をつくりたい!

若手整形外科医に読んでほしい、術前計画・作図の描き方・使い方

集まった支援総額:1,728,000円(税込)

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  • 終了

支援額:8,640円(税込)

上記金額は本書1冊分の価格です。刊行後、支援冊数分お届けいたします。

このプロジェクトは目標達成しておりますが、集まった金額がすべてファンディングされます。

このプロジェクトは目標金額を達成した時点でプロジェクトが成立となります。目標金額の達成後に支援申込みがある場合は、その時点で売買契約の成立となります。

「支援」とは?-クラウドファンディングサイト「Fanfare」の仕組みについて-

執筆:矢倉拓磨

ページ数:200ページ予定

価格:8,640円(税込)

判型:B5判

※来年2018年3月・刊行予定


プロジェクト概要

 私はこれまでかかわってきた1500例を超える外傷、骨折症例のほとんどで術前計画の作図を描き、残してきました。今回のプロジェクトの提案は、まず何よりこの膨大な記録を本にし、多くの先生の臨床に役立てていただきたいという思いからです。

 私の骨折治療の師である中村誠也先生(マックシール巽病院)より「術前計画・作図の重要性」を叩き込まれ、ひたすらに愚直に実践してきました。外傷整形外科医を志す若手の先生が本書を手にとり、治療戦略の立て方、術前作図の描き方を学んでいただければと思います。また、ぜひ多くの先生が、術前に作図を描くようになることを願って、本書の刊行の支援者を募集します。

 ぜひ本書の刊行のために、ご協力・ご賛同をお願いいたします。

著者メッセージ

準備がすべて

「計画を立てることに失敗するということは、失敗への道を計画していることである。」
(AO法 骨折治療 第2版 P.113)

筆者は2016年にAO Trauma Fellowshipの機会を得てイギリスの外傷医療現場に触れることができました。イギリスでは、Medial school卒業後にFoundation Years(FY)2年、Core Training (CT)3年、Specialist Training(ST)6〜8年を経てからConsultantになるための試験を受けます。合格した後、Pelvic,Hand,Shoulder,Footなどのspecialityを身につけるべく1,2年の海外Fellowshipに出る先生が多く、行き先はカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、アメリカが多いようです。そして、帰国後に各病院のconsultant枠の空きを探してapplyしacceptされないといけません。そのための提出書類は約1000ページにものぼるそうです。
Consultantとなって責任を持って執刀させてもらえるまでの道は長く、日本の方が執刀するチャンスが早く巡ってくると思います。
ですので、日本の若い先生は執刀するチャンスを大事にしなければならないし、「やってみるか?」と急に言われた時、「え!?」と言わず満を持してメスを持ちたいものです。
(なかなか難しいものです。わかってます。)

そのためには準備がいります。

まず成書を読んでおくことは大前提。
そして、AO Principle Basic Courseに行きましょう。専門職にしていくのでなければBasic Courseだけでもいいかと思います。ここに基本エッセンスのほとんどが詰まっていると思いますし、一貫した軸(AO法)を持って治療に当たることは重要です。

ヨーロッパでは整形外科医になるならば、
外傷を専門にするかどうかにかかわらずAO原理は最低限の常識と考えられています。
外傷は整形外科のひとつの大きなDepartmentであり、
きちんとした外傷教育を受けずに整形外科医になるのは考えられない環境です。

筆者の師匠である中村誠也先生がAOで教育委員をやっておられた頃、ある大学の整形外科主任教授が若い先生に混じってAO Courseを受講しに来ておられたことがあると聞きました。実は詳しくはよくわかってないかもな、と思うなら経験年数も関係ないし、この謙虚さは尊敬に値すると思います。
そして、週末の予定をあけておいて日進月歩の外傷のいろんなAO以外の勉強会にも参加して知識を最新にupdateしておくべきです。少し前の真実が現在の誤りであることもあり、数年参加しなければ過去の人になってしまいます。

あと、執刀しない症例であっても術前作図は必須です。作図をしてやっと、執刀医の気持ちを考えながら助手をできるようになるからです。執刀する時になって初めて作図するようでは手遅れです。
定型的な手術や簡単な手術の時には描く必要がないと言う先生がいますが、それも違います。作図をすることによってかなりじっくりと1枚のレントゲン写真に向き合う時間をとることになります。
 "最初は作図そのものよりもこの時間が大事です。"

いろいろやらせてくれるのがいい先輩ではなく、
いろいろ準備してくるのがいい後輩です。

「準備がすべて」


2017年1月

目次

【目次案】
第1章 術前計画、作図の基本
第2章 上肢の骨折
第3章 骨盤、下肢の骨折
第4章 インプラント周囲骨折
第5章 小児骨折
第6章 術前計画の未来

【術前計画・作図】の紹介予定
※以下のようにAO分類ごとに症例を提示し、術前計画・作図を示す。
※計画通りに手術が行えた症例、逆に変更が必要になった症例などを織り交ぜて紹介する。
※また小児骨折なども併せて紹介する予定である。

■上腕
AO OTA 11-A~C (上腕骨近位部骨折)
AO OTA 12-A~C (上腕骨骨幹部骨折)
AO OTA 13-A~C (上腕骨遠位部骨折)
AO OTA 14-A~C (肩甲骨骨折)
AO OTA 15-A~C (鎖骨骨折)
■前腕
AO OTA 21-A~C (橈骨尺骨近位部骨折)
AO OTA 22-A~C (橈骨尺骨骨幹部骨折)
AO OTA 23-A~C (橈骨尺骨遠位部骨折)
■大腿
AO OTA 31-A~C (大腿骨近位部骨折)
AO OTA 32-A~C (大腿骨骨幹部骨折)
AO OTA 33-A~C (大腿骨遠位部骨折)
AO OTA 34-A~C (膝蓋骨骨折)
■下腿
AO OTA 41-A~C (脛骨腓骨近位部骨折)
AO OTA 42-A~C (脛骨腓骨骨幹部骨折)
AO OTA 43-A~C (脛骨腓骨遠位部骨折)
AO OTA 44-A~C (足関節内骨折)
■骨盤
AO OTA 61-A~C (骨盤輪骨折)
AO OTA 62-A~C (寛骨臼骨折)

■コラム
3Dプリンタで術前計画がこう変わる!



■矢倉先生 鋭意執筆中!!(刊行スケジュールについて)■

1500例に及ぶ術前記録のファイルを見ながら、

単行本刊行のための打ち合わせを行いました。

このように矢倉先生と編集部で打ち合わせを重ねながら、

執筆を進めており、2017年中に原稿を仕上げていただき、

来年2018年の3月ごろの刊行を目標に編集を進めています。

ご支援者の皆さまには、もうしばらくお待ちいただくことになりますが、

矢倉先生のご執筆を見守り、応援をお願いいたします。

プロジェクトの進捗等は本サイトにて連絡してまいりますので、

どうぞよろしくお願いいたします。

※矢倉先生へのメッセージなどがございましたら、ぜひお寄せください。

写真・8月に先生と打ち合わせ関西医科大学附属病院にて)

活動報告

返金手続きのお願い


時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は医療・看護系出版社のメディカ出版に何かとお力添えを賜り、
まことにありがとうございます。

さて、弊社のクラウドファンディングサイト
「Fanfare(ファンファーレ)」において、
皆様にご支援いただき進めておりました
矢倉拓磨先生の
「1500例から厳選した骨折 術前計画・作図集をつくりたい!」プロジェクトの、
返金手続きのご連絡を差し上げます。
プロジェクトのスタートから2年が経ちますが、
未だ本書の刊行には至っておりません。
筆者の矢倉先生とメディカ出版にて協議した結果、
刊行までにまだしばらく時間が必要であるという認識でおります。
皆様からお金をお預かりしているにもかかわらず、
これ以上、お待たせすることはできないという判断から、
ご支援いただいた8640円をいったん返金させていただきたいと存じます。

ご支援いただいた際にご登録いただいた住所宛てに、返金方法をご指示いただく用紙(返金申込書)を郵送させていただきましたので、ご確認のうえ、ご返送賜りますようお願い申し上げます。
(※登録住所のご変更などで、郵便が戻ってきた場合、電子メールにてご確認させていただきます。)

なお、本書につきましては、引き続き執筆・編集を続け、来年2020年の日本骨折治療学会(7月)に併せての刊行を目指しております。返金とさせていただきますが、刊行の際にはぜひ本書をご購入いただければと存じます。

支援者の皆さんへ

プロジェクトスタートから2年経ち、当初の刊行予定から大幅に遅れており、大変申し訳ありません。

整形外科から高度救命救急センターへ1人での派遣という立場で24時間365日呼出体制の日常診療に追われ続ける状況ですが、私自身も出版社もあきらめず、日々、作稿・見直しを繰り返しております。

現在原稿データの準備は整いつつあり、まだもう少し時間が必要ではあるものの着実に準備を進めている次第です。

ご支援いただいた方々へ最良の形を見せられるよう努力いたしますので、今しばらくお待ちください。


関西医科大学附属病院 高度救命救急センター
整形外科 助教 矢倉拓磨

支援者の皆さんへ

本の刊行が遅れ、ご心配をおかけしております。
臨床の合間を縫って、原稿を執筆中です。
当初は単純に「術前作図を本に」と考えていましたが、症例を選び、原稿を準備していくなかで、もっとよくしたいという思いが強くなってきました。
現在、関西医大ではオペ室の看護師に対して、詳細な術前計画を伝えて準備してもらいます。この記録テンプレートと術前作図は連動していますので、こちらも今回の本に取り込みたいと考えました。
今年の骨折治療学会に向けて、刊行の準備を進めてきましたが、まだもう少し時間がかかりそうです。

支援してくださった皆さんには本当に恐縮ですが、
どうかもうしばらくお待ちください。

矢倉拓磨

■矢倉先生 鋭意執筆中!! (刊行スケジュールについて)■

1500例に及ぶ術前記録のファイルを見ながら、
単行本刊行のための打ち合わせを行いました。
このように矢倉先生と編集部で打ち合わせを重ねながら、
執筆を進めており、2017年中に原稿を仕上げていただき、
来年2018年の3月ごろの刊行を目標に編集を進めています。

ご支援者の皆さまには、もうしばらくお待ちいただくことになりますが、
矢倉先生のご執筆を見守り、応援をお願いいたします。
プロジェクトの進捗等は本サイトにて連絡してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
※矢倉先生へのメッセージなどがございましたら、ぜひお寄せください。

https://fanfare.medica.co.jp/book/projects/yagura/
の【プロジェクト概要】の下部に打ち合わせ時の写真をアップしています!

応援メッセージ

hukuda nobuyoshiさん

楽しみです。

たななつさん

矢倉くん
お久しぶりです〜
ラグマネだったタナナツです。

フェイスブックで中井から教えてもらいました‼️
後輩たちが頑張ってる姿、励みになります。
去年ダンナが膝蓋骨骨折したもんで、
ダンナに快気祝いで渡すわ〜

木田さん

頑張れ!

むねともさん

頑張ってください!
応援しています(๑˃̵ᴗ˂̵)

Shimaさん

楽しみにしてますー!

石井葵さん

もちろん支援させてもらいました。私の外傷人生の全てはあなたから始まったんですから!これからも頑張って。応援しています。

本が楽しみです!さん

矢倉先生の熱いお気持ちが伝わってきました。
私自身の作図の精度を高めるため、本書に期待しています。

作図はもちろんですが、症例の術前後の画像所見をつけてくださると勉強になります。

1500例から厳選した骨折 術前計画・作図集をつくりたい!